不動産コラム【R6/10/3】防災・減災と不動産 ~ ①防災・減災対策

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日本は世界でも有数の地震大国です。また、地震以外にも風水害などの自然災害が発生しており、近年では、大規模な地震や台風などの災害に見舞われることが多くなってきています。

1923年(大正12年)に関東大震災が発生し、その大惨事を忘れないために9月1日は『防災の日』と定められています。また、9月は台風の被害が多い時期であることから、防災月間となっています。この期間に新聞やニュースなどで防災について考えた方も多かったのではないでしょうか。

普段から日常的に防災や減災について考え、備えをして、被災した際には被害を最小限にしたいものです。そのためにも、情報をアップデートして、家族や地域の住民同士など、周りの方々と共有することが大切です。今回は、防災・減災の観点から不動産にまつわる話をご紹介していきます。

 

防災・減災対策 : まずは備えから

家具の転倒・落下・移動

大きな地震が起こった場合、一戸建てやマンションなどの建物の中にいると、まず気を付けるべきことは、家具の転倒によるケガではないでしょうか。また、寝室で寝ている間に、タンスなどの大型の家具が倒れると、挟まってしまったり、ドアが開かず、非難できない可能性があります。長周期地震動などの大きな揺れの場合だと、高層マンションでは家具の移動が起こり、被害が出ることもあります。他にも家具の転倒や落下により、ストーブやコンロのスイッチが押されて火事につながったという事例もあります。

家具の転倒や落下、移動が起こらないように、転倒防止ジェルやつっぱり棒などの器具を正しく使ってしっかり固定し、避難経路のチェックをすることが大切です。寝室やリビングなどの家族がよく過ごす場所では、家具等の配置を変えてもよいでしょう。

 避難経路の共有

自然災害が起こった場合に、一番大事なことは被害に遭わないことですが、そのためにも避難方法、避難ルート等を把握し、家族などで共有することが大切です。通勤途中や散歩など、普段から避難場所や危険箇所を確認したり、自治体が作成をしている『ハザードマップ』などを参考にして、避難時に危険な場所を知っておくとよいでしょう。

自治体や地域の自治会による防災訓練等の参加も、情報を共有できます。地域とのつながりが共助となり、もしもの時の助けとなります。

備蓄、防災グッズ・防災ボトル

災害が発生した場合、支援物資が届くまで時間がかかります。そのため、3日~1週間程度の飲料水や食料の備蓄が呼びかけられています。まとめて購入するのは大変なので、賞味期限を確認して古いものから消費し、日常の買い物で少しずつ買い足していく『ローリングストック』が推奨されています。飲料水や食料以外の備蓄においては、一人暮らしや核家族、拡大家族、子育て世帯や高齢者世帯、介護を必要とする方がいる等、家族のかたちは様々なので、優先するものも異なると思います。日頃から備えることが大切です。

それから、SNSで話題となった、プラスチックボトルを使った『防災ボトル』というのをご存じでしょうか?エマージェンシーボトルとも呼ばれたり、ボトルではなくポーチを使うこともあります。とてもコンパクトになっていて、普段持ち歩いたり、車や職場などの家から離れた場所に置いておくにはちょうどいい大きさとなっています。非常持ち出し袋に比べると、とても小さいですが、公共交通機関を使えなくなる程の外出先での災害や、大雪による車の立ち往生といった雪害の際には役に立ち、安心できるでしょう。

 

次回は防災・減災を考えた際の不動産のポイントについて説明します。

弊社では不動産に関する経験豊富なスタッフが懇切丁寧にご説明、お手伝いをさせていただきます。

不安や疑問等がある場合は、是非ご相談ください。

 

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