不動産コラム【R5/5/30】 建築のポイント:構造・工法

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住まいに関する建築のポイント【土地(宅地)・建物の基礎知識】第二回:構造・工法

今回は建物の構造や工法についてご紹介します。   

                   

2)建物の構造・工法

①木造

木造は、主要構造を木質系の材料で構成します。木造軸組工法(在来軸組構造)のほか、ツーバイフォーと呼ばれる枠組壁工法やログハウスの丸太組工法などの種類があります。

木造軸組工法は、我が国に古くからある木造工法を基礎として、様々な改良を加えたものであり、枠組壁工法は、太さが2インチ×4インチの板材で骨組みを構成する工法です。丸太組工法は、丸太材を井桁に積み重ねて壁を構成する工法です。

②鉄骨造 (S造)

鉄骨造は、主要構造を鉄骨材で構成します。ラーメン式、トラス式、アーチ式などの構造型式があります。

・ラーメン式 : 柱と梁を溶接等で固く接合した(剛接合)骨組みで建物を支える構造で、低層から高層まで幅広く採用されています。

・トラス式 : 鋼材を三角形に組み合わせた構造で、細い部材で大スパンを支えることが可能です。

・アーチ式 : 円弧、楕円状に形成した骨組などによる構造で、スポーツ施設などの大空間を要する建築物に適しています。

鉄骨造は総じて自重が軽く粘りがあるため、大空間の建築や高層建築の骨組みに適していると言えますが、火災に遭うと強度の低下や変形を生じる為、耐火材料で被覆する必要があります。また、防錆の塗装などの処理が必要です。

③鉄筋コンクリート造 (RC造)・鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)

鉄筋コンクリート造は、鉄筋とコンクリートを複合した材料で主要構造を形成する工法です。

鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄筋コンクリートと鉄骨の複合構造で主要構造を形成する工法です。

  

建物の目的、用途に応じて様々な構造や工法があり、また、メリットやデメリットがあります。ご予算や土地の場所、間取りによって変わってきますので、しっかり調べて選ぶ必要がありますね。

 

次回(第三回)は建物の基礎と仕上げについてご紹介します。

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